ピアノ買取のご案内の前に、私たちピアノピアのピアノに対する考え方や販売しているピアノについてご紹介
させていただきます。
必要な作業を見極め、ピアノの声なき声を聴く。
弦の張替え作業中の当社代表 小川
中古ピアノ販売業者の中には、”ハンマーファイリング済”や”弦交換済”ということを謳い販売している会社も
少なくありません。
ピアノピアは、愛される楽器の修理販売業。
ピアノの状態をしっかり見極め修理、修復をおこなっています。
ピアノがどんな状態で、どんな音を奏で、どういう修理を望んでいるのか…
ピアノ一台一台としっかりと向き合うピアノピアは、ピアノが一番して欲しいことを目で見て耳で確かめます。
その時間は、まさに”ピアノとの対話”。
必要のない修理をして見た目を良くするのではなく、あくまで”音”にこだわります。
新しいピアノと古いピアノ
1947年製 KAWAIミニピアノ(2014年修復)
ピアノには”個性”がある
ピアノピアでは新しいピアノ、ビンテージピアノそれぞれに魅力があると考えています。
新しい良きピアノの若い木でしか出せないピアノの音色、古き良きピアノしか出せない音色。
良いピアノの持つ”個性”は、古い新しいに関わらず、素晴らしいのです。
安価な材料で大量生産されたピアノが失ったもの
近年、人々の住環境の変化や電子ピアノの普及などにより、ピアノもコンパクトで安価な材料で大量生産され
たピアノが普及していきました。
そんな新品ピアノの多くはコンパクトで手軽だけれども、古い楽器の音色をきくと”大切な何か”を失ってしま
っているようにも感じることも多くあります。
古いピアノしか持たない”魅力”をみなさまにお伝えしたい。
そんな思いから、はじめたピアノピアの取り組みをご紹介します。
ピアノピアで取り扱うピアノは三種類
Share Piano(シェアピアノ)大量生産のピアノにない魅力 〜 主に日本国内で製造 〜
機械化が進み、安価で大量生産されるようになったピアノの普及。
その一方で、それまで手作業でピアノを製作していた、小規模なピアノ製作所が徐々に姿を消していきました。
手工ピアノとでも言える、希少なピアノは今では殆どみられなくなりました。
中には上手に作れなかったピアノもあったり、木製部品に徹底しこだわったピアノは、大量生産のピアノより
温度温度差などが大きく影響して、本来の美しい音色に蘇えらないピアノもあるため、きっちりとした技術者
(バイヤー)の目利きが必要ですが、丁寧に作られた手工ピアノの音色は量産品にはないなんともいえない魅
力がたっぷりある。
それぞれのメーカーに特徴や個性があり、多くの腕のよい木工職人がいた頃の作りの良いピアノ。
ピアノピアの目で本当によいピアノをしっかりと見極め、本来の個性を持った美しい音色でピアノ
が歌うことができるように修理し、シェアピアノとして提供させていただきます。
レッスン同様、ご自宅でも本物のピアノを
ワークショップに参加した際に、電子ピアノでの自宅練習をされている方が多いことを知りました。
そんな方々にも、ご自宅で気軽に本物のピアノの魅力を味わって欲しいという願いが込められています。
一般のレンタルピアノとの違い
シェアピアノは、今すぐ大きな修理は必要がなく、将来古くなった時にピアノピア技術者が、おかえり!っと
愛情をかけて新しい命を吹き込みたいピアノのみ取り扱っています。
沢山はご用意できませんが、お気軽にピアノの魅力に触れていただけるサービスです。
Renewal Piano(リニューアルピアノ)こだわり仕入れ・修理 〜 主に日本国内で製造 〜
技術者が選ぶ特選中古ピアノ
”一生共にしたくなるような良質なピアノのみを提供したい”という願いから、ビンテージピアノ修復で培った
技術力と、”本物”を見極める目で選んだ特選ピアノです。
仕入れの段階から、厳しい目でチェックをしているので入荷数は多くはありませんが、仕入れから修理までと
ことんこだわっています。
これからピアノをはじめるというお子様には、新しく見た目だけがきれいな中古ピアノよりも、プロが見極め
たピアノで音楽を始めて欲しい。
ピアノピアは、将来のステップアップ時にも安心して相談できます。
ピアノ教室の先生にもオススメできる品質のピアノが揃っています。
Vintage Piano(ビンテージピアノ) 国内、フランス、ドイツ、チェコ、アメリカなど
歴史的名器が揃うピアノピア
世界各国の歴史的名器や、国内ではなかなか取り扱いのないピアノまで幅広く取り扱っています。
”古くて本当に価値のあるピアノ”は、湿度温度管理も普通のピアノより必要になりますが、込めた愛情の分だ
け現代ピアノにはないなんとも魅力的な美しい音で歌いだします。
ピアノを本当に大事にしていただける方にこそ、所有して頂きたいピアノです。
大規模な修復を、時間を掛けて丁寧に行います。
時には、過去の書物やデータを参照しつつ、世界の技術者と協力しながら修復を進めます。
フランスピアノお披露目会にて
ピアノピアは、世界の名器をお届けします。
ご不要、手放さないといけないピアノを次の弾き手に…
・以前、ピアノを習っていたけども全く弾かなくなったピアノ…
・お引っ越しなどで手放さないといけないピアノ…
お客様の近くに、そんなピアノはありませんか?
リフレッシュピアノの一部はYou Tubeで音源公開中です。
ビンテージピアノ修復で培った、高い技術力
ピアノピアで取り扱うのは、貴重なビンテージピアノ。
その修復で磨かれた、高い技術力が惜しみなく注がれたリフレッシュピアノ(中古ピアノ)をお届けします。
お譲りいただいたピアノを、しっかりと良い音に、弾きやすい状態に調整し次の弾き手に引き継ぎます。
良い楽器の良い音を求めて…
アトリエピアノピア株式会社 代表取締役社長 小川 瞳
良い楽器の良い音だけを求めた、長く愛されるピアノの修理販売業。
手頃で新しいピアノが好まれる昨今の楽器業界に、異論を唱える私たちピアノピア。
本当にピアノが好きだから、ピアノを”モノ”として考えず、”楽器”として考えるからこそ、険しくも意味のあ
る道を選ぶのです。
Facebookでは、とことん妥協無くこだわった修復過程をご覧いただけます。
本当の意味の中古ピアノ販売とは?
中古ピアノというと一般に、新しく安価に手に入るピアノが好まれます。
果たして楽器である、ピアノを見た目の綺麗さだけで選んでいいのでしょうか。
木材にしてもピアノ職人の手間にしても、効率化の名のもとにピアノの質は落ちていく一方です。
見た目だけの中古ピアノが溢れている中、価値のあるピアノを買い取り販売していこうと考えています。
見た目はもちろん、音にもこだわります。
一般に中古ピアノとして出回っているピアノは、外装だけを磨いて”新品のように”みせて販売をしているもの
も少なくありません。
ピアノは楽器であり、しっかりと調整や必要に応じ修復を行わないと、良い音を奏でられません。
音にこだわる、愛される楽器の修理販売業ピアノピアは、お譲り頂いたピアノを良い形で次の弾き手に引き継
ぎます。
普段は見えない、ピアノの裏側にある支柱など(バック部分)
私達は、ピアノの裏側部分(響板、支柱)のことをバックを呼んでいます。
冬目(木目の濃い所、秋に成長する)がはっきりしているものは好きで、ピアノ選びのときに響板の木目もよ
く観察しています。
ブナやカエデ類の硬いもの、モミや松などが主な支柱の材質として使われています。
しかし、ブナやモミでも、目の詰んだ木目の通ったものは昔のピアノでしか見ることができません。
バックにはピアノの設計思想があらわれている
昔のピアノは、それぞれのメーカーが独自の音色(いい音)を作ろうと、ピアノのバック関係にも試行錯誤が
みられました。
最近のピアノは、いかに材料費を抑えるか(コストダウン)や簡単に生産できるか(簡略化、機械化)などの
効率面ばかり先行しているように思います。
近年生産されたピアノは、昔と比べ支柱の数が少なく、ラワンの合板などが使われています。
そのため、ピアノの善し悪しをみるときに、裏を見れば手を抜いているのがよくわかるのです。
1990年YAMAHA バック(左) と 大正時代 YAMAHA バック(右)
ピアノピアは、普段見えない部分も考慮した査定をします。
ピアノを大切に弾いてくださるお客様にだけ販売します。
いい音をもっと身近に、自信を持ってご紹介できるピアノのみ販売させて頂いています。
ただ売れれば良いと考え、高値で売れる海外に輸出したりすることはしません。
ピアノは楽器であり、その”声なき声”に耳を傾け対話することが求められると思っています。
ピアノピアでは、ピアノを大切にしてくださるお客様に販売したいと考えています。
しっかりとピアノを気遣った管理ができるかということも含め、販売後も私たちピアノピアが調律をさせてい
ただくことを基本としています。
遠方などの場合は、志を同じくする技術者をご紹介させていただいたり、旅立つまで精一杯ピアノに愛情を注
いで見送るようにしています。
いい音をもっと身近に、自信を持ってご紹介できるピアノのみ販売させて頂いています。
メーカー名
鍵盤蓋を開くと、譜面板の下あたりに書かれていることが多いです。
機種
ピアノ上部のパネルを開いていただくと見つかります。(アップライトの場合)
製造番号
ピアノ上部のパネルを開いていただくと見つかります。(アップライトの場合)
メーカー毎に異なりますが、代表的な製造番号の確認箇所をご案内いたします。
・モデル名の近く
・天板蓋を開けて見える、メーカーロゴの付近
・ピアノの内側側面などわかりにくい場所にあることもあります
製造番号の一例
調律記録カードには、購入日などの情報が記載されています。
外装のお色や傷の有無
お写真を送っていただくとありがたいです。
つやあり or つやなし(光沢なし)
黒、茶系(木目)、ホワイトなど
ペダルの数(+状態)
3本もしくは、2本 お知らせください
ペダルが問題なく動作するか確認し、おしらせください。
(右ダンパーペダル。中央マフラーペダル。左ソフトペダル)
※ペダルが根本から折れている等の場合は、お申し出ください。
ペダル部分のサビ、緑青などないかお知らせください。
音の確認
音が問題なく全伴発音するかどうか確認ください。
(伴盤は動くが音がでない、音が発音しても伴盤が戻ってこない、異音がする等ないかお知らせください)
害虫の確認
天屋根を開け上からのぞいた時、フェルトなどに虫食いがきていないか。
鍵盤奥のフェルト(伴盤押さえ)が虫に食べられていないか。
ピアノの高さ
床から、ピアノ上部のパネルまでの高さです。
メジャーなどをお使いいただき、正確な数値をお教えください。
お引取先ご住所と設置場所
現在、ピアノが設置してあるご住所をお教え下さい。
過去の搬入方法なども参考までにお教えいただけると、お見積を早く出させていただけます。
1階にあるか、2階にあるか、外階段ではないか、(外階段の場合何段あるか)
マンションの場合エレベーターに乗るかなど詳しくおしらせください。
外装の状態
アトリエ到着後に確認しますが、最初にできるだけ傷などの部分のお写真を送っていただくとありがたいです。
擦り傷、塗装のくすみ、打痕、剥がれなどの度合いにより査定額が変動します。
おおよそのご購入時期
ピアノ内部の調律記録カードをご参照いただき、購入年月日をお教えください。
買い取り希望価格
ピアノ買取の金額は楽器の状態によっても変動しますが、できるだけご満足いただけるよう努力致します。
※上記内容、全て送って頂いた場合のみ査定価格に5,000円を上乗せさせていただきます。
※虫害ピアノは買い取り出来ません。
今一度ピアノ内部の状態をご確認いただき、内部の写真も必ずお送りください。
よくあるご質問
ピアノが傷や凹みなど外装に傷みがあり、他社で断られてしまった。(買い取りピアノの見た目についてのご質問)
ピアノの見た目だけを重視して販売している所は、音色は二の次で外装の傷ばかり気にします。
ピアノピアは、木工修復の技術も備わっているため、外装より音色!!という考えで買い取らせていただきます。
注意点
外装の傷などは補修できますが、内部にカビあり or 虫害ピアノは買い取りできません。
買い取り依頼時に、ピアノ内部の状態をお伺いします。
見た目傷や凹みがかなりあり、どこのメーカーかわからない。だけど木の木目など綺麗で材質が良さそうで、木工が丁寧な作りに見える。(買い取りピアノの見た目についてのご質問)
木の材質がよく木工が丁寧なものは、メーカーが有名ではなくても、ピアノの音に影響する内部の部分の作りも丁寧で、いい音色をしている可能性がありピアノピアでは買い取らせていただけるかもしれません。
ペダルが2本しかなく、50年以上たっていると思う。(古いピアノ買い取りについてのご質問)
ペダルが2本でも良き設計、いい音のするピアノはたくさんあります。
2本ということは古い時代のものですので、量産される前のピアノ。
つまりピアノピアの得意分野のピアノ(修復必要)かもしれません。
古くてメンテナンスを長くさぼっていて、だれも弾いていないから…
(長く弾かれていない古いピアノ買い取りについてのご質問)
メンテナンスがあいていても、設置場所が良かった(綺麗好きでお部屋をいつも綺麗にしていた or お部屋の換気をよくしていた など)場合は、ピアノの中に湿気がはいっておらず害虫被害がないピアノもあります。
急いだ下手な修理をされているよりも、良いこともありますので、内部の状態や保管環境を詳しくお教えいただき、買い取りのご依頼をお待ちしております。
過去に50万ほどかけて大修理したので、ピアノの状態は完璧なはず。高くかってほしい。
(過去に修理済みのピアノ買い取りについてのご質問)
時々、上手じゃない修理をされているピアノも見ます。
修理代が高くとも、正しく修理されていないピアノは、その楽器の本来のよさが引き出せないことがあり買取れない事も多々あります。