- 代表取締役社長 小川 瞳より みなさまへ
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Photo 野田知明
調律師は、お客様の声なき声にもお応えすると同時に、ピアノの発する小さな変化に耳を傾ける繊細な神経と集中力が要求される職業だと考えています。
多くのお客様や楽器たちとの出会い、海外視察や国内外の技術者との交流を通じ、以前よりも楽器の気持ちを感じ取ってピアノがどうして欲しいのか?ということに意識を向けるようになりました。
Pianopia(ピアノの理想郷)と名づけた社名の通り、アトリエには様々な経歴を持つ技術者仲間や音楽を通じご縁をいただいたお客様や音楽仲間が集い、様々な活動に取り組んでいます。
楽器が持っている魅力を最大限引き出すことを常に追求し、調整をしています。
私達、アトリエピアノピアの技術者のピアノへの愛情と思いやり、技術力、お客様への心をこめたサービスを通じ、お一人でも多くの方に本当のピアノの魅力と良い音色をお届けできればと願っています。アトリエピアノピア株式会社 代表取締役社長 小川 瞳 - ピアノピアの取り組み 調律以外にもアトリエピアノピアでは、以下のような新たな試みにもチャレンジしています。
- 豊かな音色を保つために定期的なメンテナンスを… 美しいハーモニーで心地よい音が流れると弾く人はもちろん、聞く人にとっても、素敵な時間を過ごすことができます。
- 本物に触れるということ 幼少時から良い音、本物の楽器に触れるというのは、お子様の音楽教育上とても大きな意味を持ちます。
- 会社概要
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社名
アトリエピアノピア 株式会社 (Atelier Pianopia S.A.)工房 (ピアノピア大阪)
〒572-0073 大阪府寝屋川市池田北町25 - 10
T E L 070 − 5439 − 8697
営業時間 10:00 - 19:00 (月曜定休) - 会社沿革
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平成20年
アトリエ ピアノピアを尼崎にてオープン
代表 小川が一人でフリーランスとして活動
平成22年
ピアノ修理アトリエを姫路に構える
平成24年
ピアノ修理アトリエを大阪府摂津市に移転し設備拡大
平成25年
アトリエ ピアノピアを株式会社として設立
(資本金 500 万円)
平成30年
アトリエを大阪府寝屋川市に移転し設備拡大
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- 代表取締役社長 小川 瞳
- ピアノピア技術者 ご紹介
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Nekota Hinazo- -
Profile
素材からの加工にこだわり、神の手と称される手先の器用さで、ミニチュア作家としても有名な
ピアノピア職人Nekota Hinazo-。
繊細な心と職人としてのこだわりは、1/12スケール ミニチュアの作品群からも感じられる。大型車両のメカニックとしてのキャリアを持つだけでなく、機械関係など幅広い分野に造詣が深い。
ギター演奏、クライミング、猫とたわむれることを趣味とし、ピアノ演奏は練習中。
ピアノピア職人の中では最も長く勤務しており、主に塗装&修理&修復を中心に担当。
ピアノ調律も毎日工房でトレーニングしており、ピアノ技術者として着実にステップアップしている。
神の手を持つ 1/12スケール ミニチュア作家
神の手と称される手先の器用さはもちろん、Nekotaが持つ優しさは当アトリエでの仕事のあら
ゆる場面で感じられます。
弱力な女性でも使いやすい工具の加工や、機械整備、自転車や車の修理および整備まで、細かな
部分に配慮をしてくれる頼れる存在でピアノピアへの愛にあふれた職人です。
これまでの機械・塗装関係のキャリアに裏打ちされた技術は、ロールペーパーの自動演奏装置や
透かし彫り譜面台製作、消音ユニット修理、黒いピアノをきれいに白に塗り替えるなど特殊なピ
アノ塗装、リードオルガン修復や1800 年代の希少なハルモニウムの全修復で垣間見ることがで
き、その技術力の高さに驚くとともにいつも感謝しております。
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- ピアノピアネットワーク(技術者仲間とのつながり)
東京北軽井沢担当和田 明子(ピアノ バルロン・ジャパン) 経 歴
東京の専門学校でピアノ調律を学んだ後、京都の森田工房にてピアノ修復を学ぶ。
その後フランスへ渡り、パリのピアノ修復工房 Pianos Balleronにて10年間働き、1840〜1940年製造のフランス・ドイツピアノの修復経験を積む。
2011年7月、帰国し東京での活動をスタートさせた。
本場フランスでの経験を持つ、フランスピアノのエキスパート
当アトリエで取り扱うフランスピアノの輸入、修復の協力をしていただいています。
本場仕込みの古くから伝わるフランスピアノの調整のノウハウを、惜しみなく技術指導してくれています。
フランスピアノの音を守るべく活動する彼女は、フランスで数多くのビンテージピアノの修復をし、新しい命を吹き込んできました。
その高い技術力は、フランスピアノに限らず、古いピアノのオーバーホール修復でも垣間見ることができます。
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埼玉県さいたまピアノ工房 同年代の技術者として
さいたまピアノ工房の渡邉さんご夫妻に知り合ったのは、私が、2012年仕事の休みの合間をみつけては、東京のリードオルガン修復師伊藤師匠の工房に夢中で通っていた頃。
渡邉さんご夫妻の工房で、フランスから帰国してきたピアノバルロンジャパンの和田さんと共同
で、とても珍しいプレイエルの修復中とのことで、見学&ほんの少しお手伝いさせていただいたのがきっかけです。左より、マッキーさん(現在 翻訳家)、渡邉朋子さん、和田明子、当社代表 小川 ※さいたまピアノ工房 渡邉代表撮影(さいたまピアノ工房にて)
同年代の技術者として、互いの工房を訪れたり、電話で相談しあったりと大切な技術者仲間です。
工房紹介
アトリエピアノピアにて (左から当社代表 小川、さいたまピアノ工房 渡邉 孝則代表、渡邉 朋子さん) さいたま市にある渡邉さんご夫妻のピアノ工房、さいたまピアノ工房。
ご夫婦で渡独しザウター社で正社員としてピアノ製作、海外でのさまざまな技術研修、数々の歴史あるピアノ修復のキャリアがご夫婦であり、常によい音を考えてチャレンジする精神に刺激をいただいております。
・心地良い香りのピアノワックスの企画販売
・黒いピアノを白いピアノへ。オリジナル透し彫り譜面台の施工や猫足ピアノの施工
・座面の生地、脚のデザインまで細部にこだわったピアノ椅子の企画販売
・リードオルガンのコンサートの開催
・親子向けのピアノやオルガンのワークショップの開催
アトリエピアノピアの調律師はピアノが発する小さな変化に耳を傾け、ピアノが本来の声で歌えるように、弾く人にも聞く人にも心地のよい音にあわせることを大切にしています。
今は電子ピアノや、できるだけコストを抑えた(安価で質の低い木材を使用し、調整の甘い状態
で販売されている)ピアノが手頃な値段で買える時代です。
または、外観などわかりやすいところだけを綺麗にして販売される中古ピアノも多く存在します
。
ピアノピアの中古ピアノは、じっくりと時間をかけプロの目からみて何世代も弾いていただけるような楽器を選んでいます。
見た目はもちろん、丁寧な計測により楽器の持つ力を最大限引き出す修復を心がけています。
せっかくご購入いただくならば、一生もの、本物のピアノをお選びいただきたいです。
ピアノピアにお任せ頂ければ、運命のピアノとの出会いを全力でお手伝いさせていただきます。

常に音に囲まれて育った幼少期
両親は邦楽家という環境に生まれたこともあり、常に音に触れて育った私。
四歳からピアノを習い始め、小学校の音楽の先生に憧れたことが今の職業の礎となっています。
子供の頃から、古いものやアンティークを愛し大切にしてきました。
音に携わる仕事を目指し、辿り着いたのが女性調律師という職業です。
メーカー調律師を経て独立後、さらなる音の探求の日々を送る
調律師の道へと進んだ私はメーカー調律師(株式会社 河合楽器製作所)として、10 年間のメーカー勤務。
その後、兵庫県尼崎市にて『アトリエ ピアノピア』として個人事業をスタート。
仕事の傍ら、楽器が長く愛されるための修理技術を学びました。
リードオルガンの修理技術を、リードオルガン修復師 伊藤信夫氏に師事。
また、家具工房にて、古き良き楽器の風合いを損なわない塗装技術を身につけたく、オルガンを運び込み傷補修や塗装技術を学びました。
アトリエピアノピア 株式会社設立
平成 25 年には新体制で、アトリエピアノピア 株式会社として法人格を取得。
フランスのビンテージピアノやリードオルガンの修復販売を専門に事業展開を行っています。
ピアノ運送業者様との出会いや、信頼できる仲間との出会いに感謝しながら過ごす毎日です。
より一層、高品位で幅広いサービスと製品のご提供を目指しますので、何卒よろしくお願いいたします。
ビンテージピアノやリードオルガンの修復 木工仕事は大好きです。
もう一度、楽器を蘇らせたいというお気持ちにお応えします。
経 歴
平成9年
静岡県カワイテクニカルアカデミー(ピアノ調律師養成学校)にて
ピアノ調律、修理、整調、整音、歴史、構造、音響学など学ぶ
平成10年
株式会社 河合楽器製作所 ピアノメーカー調律師として勤務
平成17年
グランドピアノ研究科修了認定取得
現 在
平成25年より アトリエピアノピア株式会社 代表取締役社長